仙台予防歯科協会 北中山歯科クリニック
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北中山歯科クリニック
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顔のゆがみ 左右非対称だけでなく機能的な問題も

顔のゆがみ 顔が完全に左右対称という人はまずいないと思います。しかし、左右の形があまりにも違うのは、やはり良い状態とはいえません。
 顔面の内部の頭蓋骨とそれに付着する筋肉は、ほぼ左右対称に分布しています。しかし、筋肉の運動は左右対称に伸縮するとは限りません。頭部を回転させたり横に傾けたりする場合は、左右対称に存在する筋肉が、片側だけ働いたり、反対の動きをしたりします。ですから左右の筋肉の運動が違っても不思議ではありませんが、あまりに違い過ぎると外観にゆがみを生じるのです。

睡眠時の姿勢、頬杖

 例えば、心臓は左側にあるので、右を向いて心臓を上にして寝る方が心臓への負担が軽くなるため、多くの人は無意識のうちに右向きで寝る傾向があります。するとこの時、あご自体の重みであごが右に偏りやすくなります。睡眠中に歯を食いしばる癖がある場合は、右の上下の歯の接触が強くなり、右の筋肉に緊張が生じます。これが続くとあごが右側に片寄った顔貌になりやすくなります。
 同様の理由で、頬杖をつく癖も顔のゆがみの原因になりますので、特に骨格や筋肉が成長する成長期には注意が必要です。

顎関節症

 最近よく耳にする顎関節症は、あごの関節や周囲の組織にゆがみが生た結果、あごの痛みや雑音、開口障害があらわれる状態をいいます。むし歯や歯の欠損があるため、片側ばかり使っていると顔のゆがみを生じたり、顎関節症になりやすくなるのです。また、コーラスや大きな口を開ける機会の多い人にも時々起こりますね。日常的な運動範囲を超えたあごの動きで、関節部分がダメージを受けるものと考えられます。同じく、普段あごをあまり使わないのに、急激にあごに負担をかけた場合などにも起こります。

噛み癖(偏咀嚼)

 咀嚼(そしゃく)に際し、左右の歯を均等に使っている人はごく稀ですが、自分がどちらで咬むことが多いかは知っておいた方が良いでしょう。噛み癖のある側で咀嚼していることに気づいたら、反対側も使うよう心掛けることが大切です。
 顔のゆがみは単に審美的な理由だけでなく、顎関節症等、機能的な面からもチェックが必要です。

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