継続的な歯科受診の重要性
痛みがあるときには仕方なく通院しますが、痛みが取れればもう行かない・・・。 歯の病気は、そのようなパターンでは一向によくなりません。 う蝕(虫歯)は自然治癒せず、放置すれば悪化の一途をたどります。ましてや痛みを取る治療を行ったところでの中断は、歯を削ったままの状態が露出することになりますので、う蝕の進行のスピードは増します。 歯周病(歯槽膿漏)の治療も軽度の場合は数回の通院で済みますが、重症になると数ヵ月から数年間の治療が必要になります。歯周病治療の基本は、根気よく続けることです。治療を中断し、放置期間が長くなると、病状は悪化します。大幅な治療計画の変更が必要になるケースもあります。事情があって継続的な通院が困難な場合は、歯科医師にその旨を伝えましょう。中断時期を考えたり、少しの間ならあまり支障が出ないように治療計画を立てることもできます。 痛み→治療→中断→痛み→治療→中断のサイクルを断ち切り、不具合のない生活を送って欲しいと、歯科医師をはじめ歯科医院のスタッフ誰もが願っています。また、治療してよくなった口腔内環境を維持するためには、定期的に歯科医院へ通い、検査や処置を受けることが重要です。
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